11月のおすすめ本

「つきよのかいじゅう」

長 新太:作 / 佼成出版社 

 

世界が美しい青につつまれた、月夜に。湖に現れたのは、恐竜かな? 怪獣かな?それとも…。見えてきたのは頭かな?足かな? 

江津湖にも、こんなのがいたら、プププ、と笑ってしまうよね。おかしいけど、いて欲しい。子どもから大人まで笑えること間違いなしの絵本です。 

「ゆらゆらばしのうえで」

きむら ゆういち:文  はた こうしろう:絵 / 福音館書店 

 

 大雨で1本の丸太だけになった橋。うさぎはその橋を渡って逃げようとしたけれど、うさぎを追ってきつねが飛び乗ったから、橋はゆらゆら揺れて、2人とも川に落ちる寸前!さあ、どうする⁉ 

 敵同士であっても、死にそうなほどピンチな時でも、話せば、共に生きていく道を見つけられることを思い出させてくれます。対話と停戦への道が開かれますように。  

 「じぶんだけのいろ」

レオ・レオニ:作 谷川 俊太郎:訳 / 好学社

 

周りの色に合わせて体の色が変わるカメレオンは「みんな自分の色があるのに僕は自分だけの色がない。」と悩みます。 

 

自分が自分らしくあるためには。 

とても深い絵本です。  

 「百まいのドレス」

エレナー・エスティス:作 ルイス・スロボドキン:絵 石井 桃子:訳 / 岩波書店 

 

貧しくて色褪せた青い服をいつも着ている少女ワンダ。

「わたし、百まいのドレスを持ってるの。」と言い張るワンダをクラスメイトはからかいます。

 

ある日突然、ワンダは学校に来なくなって…。 

登場する人、一人ひとりの立場に立ちながら読んでみて欲しいです。