9月のおすすめ本

 「ミリー・モリー・マンデーのおはなし」 

ジョイス・L・ブリスリー:作 上條由美子:訳  菊池恭子:絵 / 福音館書店 

 

 ミリー・モリー・マンデーは、短い髪、短い 足に、短い服を着た元気な女の子。おつかいに いったり、パーティーにいったり、キャンプを したり、……。

 家族と友だちに囲まれた毎日の 中で起こる、たくさんのうれしいことや楽しいことを集めたお話です。田舎のあたたかな温もりを感じる暮らしが描かれていて、とても憧れます。 

 「魔法使いのチョコレートケーキ マーガレット・マーヒーお話集」

シャーリー・ヒューズ:画 石井桃子:訳 / 福音館書店 

 

 魔法使いやおとぎ話がお好きな方へ。風や木や自然とお話ししたり、ふわふわ空を飛ぶ感覚になれる、ニュージーランドの児童文学作家、マーガレット・マーヒーのお話集です。 

 子どもの夢と願いを存分に満たしてくれるお 話に、大人も、温かい気持ちになります。 

「ドームがたり」 

アーサー・ビナード:作 スズキ コージ:画 / 玉川大学出版部 

 

 日本人なら誰もが知っている「原爆ドーム」。 

 でも、本当の名前があるんです。その主人公 「ドーム」の声を聞いて何かを感じ、考えて 

くれたらありがたいです。 

「虹の花咲く通潤橋」

児玉辰春:文 長澤 靖:画 / 汐文社 

 

1960年に国の重要文化財に指定された通潤橋が、この秋「国宝」に! 

その通潤橋が建設された歴史が分かりやすく 物語になっています。 

 

「肥後の石工」(今西祐行著/ 岩波少年文庫)も合わせて どうぞ。 

 

石橋の県、熊本の誇りを 一つひとつゆっくり巡りたくなります。