3月のおすすめ本

「まえむきよこむきうしろむき」

 いのうえようすけ:絵と文 / 福音館書店

 

ゾウ。時計。カエル。ちんちん電車。

前から見るすがたはすぐ思い出せるけど、

横から見るすがたや、後ろから見るすがたはどうかな?

ふだんはあまり気がつかない不思議に出会える本です。

「ぞうのたまごのたまごやき」

寺村輝夫:作 長新太:画 / 福音館書店

 

たまごが大好きな王様のところに赤ちゃんが生まれました。国じゅうの人を集めてお祝いするために沢山のたまごが必要!ならば「ぞう」のたまごを探しに行こう…

はたして「ぞう」のたまごは手に入るのか?

 「ありがたいこってす!」

マーゴット・ツェマック:作 わたなべしげお:訳 / 童話館出版

 

一部屋しかない小さな家に8人の家族と暮らす、

貧しく不幸な男のハチャメチャ、

てんやわんやなお話。

読み進めるたびにツッコミたくなりますが、

「ありがたいこってす!」のオチに

自分の考え方も変わります!

 

 「新版ファーブルこんちゅう記」(全7巻)

小林清之介:文 横内襄:絵 / 小峰書店

 

頭のギザギザで馬のフンを切り取って、後ろ足でタマを作り、逆立ちになって転がしていくタマコロガシ。

君はいったいどこで生まれたの?

どこでくらしているの?

ファーブルの自然への関心や虫たちへの愛情が伝わってきて、子どもも大人もワクワクできる本です。