2月のおすすめ本

「かぜのでんわ」

いもとようこ:作 / 金の星社

 

 山の上の一台の電話。会えなくなった人におもいを伝えると、必ず届くと言われている電話のお話です。

 なんでもないときは言葉にしないけど、誰の中にも、大切な人への想いがあります。

 これは、東日本大震災後に岩手県大槌町で実際に置かれた「風の電話ボックス」をもとに作られた絵本です。

 

 「おしいれのぼうけん」

ふるたたるひ たばたせいいち:作 / 童心社

 

「園児を押し入れに閉じ込める⁉︎」と保育士の虐待のニュースで改めて注目を集めた絵本。

 何を感じ、何を学ぶか… 

 実際に読んで考えてみませんか。

 「ないたあかおに」

はまだひろすけ:文 いけだたつお:絵 / 偕成社

 

 あかおには、あばれものではなく、「あべこべにきもちのやさしい、しんせつもの」です。そ

れでも、人間と仲良くするのが難しく、怒ったり、ハラハラしたりします。

 友情や共生の意味を深く考えさせられるお話です。

 「3びきのくま」

 

イギリス民話の「3びきのくま」。お話の内容は同じでも、描き方でこうも印象が違うのかと驚きです。

あなたはどちらがお好きですか?

 

 

左:トルストイ:文 バスネツォフ:絵 おがさわらとよき:訳 / 福音館書店

 

 

 右:ポール・ガルドン:作・絵 ただひろみ:訳 / ほるぷ出版