「どうぞのいす」
香山 美子:作 柿本 幸造:絵 / ひさかたチャイルド
うさぎが作った「どうぞのいす」。カゴいっぱいのどんぐりを椅子に置いてお昼寝を始めたロバの傍らで次々と展開するとりかえっこ。
「どうぞならばえんりょなく」 といただいて、「でも からっぽにしてしまっては あとのひとにおきのどく」と次の誰かのために、代わりのものを置いていく。
優しい絵と優しいことばでほっこり温かい気持ちになります。
40年以上愛され続けている絵本です。
「ふゆじたくのおみせ」
ふくざわ ゆみこ:作・絵 / 福音館書店
おおきなクマさんとちいさなヤマネくんは大の仲良し。ある日、森の動物たちに「ふゆじたくのおみせ」からお手紙が届きました。
森の動物たちは冬支度のためにお店へと向か い、それぞれ手に入れたい物を見つけてその 値段分のどんぐりを森を走り回って集めます。
クマさんとヤマネくんの欲しい物は? どんぐりは集まるの?寒い冬に向けての心温まるお話し。優しい気持ちになります。
「とうちゃんのトンネル」
原田 泰治:作・絵 / ポプラ社
戦後の食べ物がなかった時代に、家族 で山の斜面を切り開き、田んぼを作るの に必要な水を得るためにトンネルを掘っ たとうちゃんのお話です。
その困難を思 うと、とてつもないことです。
どんなこ とがあってもへこたれずに、こつこつ前 に進むとうちゃんの姿。時代は変わっても、そうありたいなぁ、と思わせてくれます。
「もしも日本人がみんな米つぶだったら」
山口タオ:文 津川シンスケ:絵 / 講談社
新米の美味しい季節になりました。
江戸時代の”百万石の大名”とは、
100万石(1石(こく)=10斗(と)=100升(しょう)=1000合(ごう))のお米が取れて、100万人をやしなえる豊かな殿様、の意味なんだって。
昔から日本人の食を支えてきたお米の単位と意味がよくわかる本です。
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