6月のおすすめ本

 「じめんのうえとじめんのした」

アーマ E.ウェバー:文・絵

藤枝澪子:訳 / 福音館書店

 

 地面の上でくらす動物、下でくらす動物。その両方に必要な栄養を作ってくれているのはだれ?

 動物や植物だけでなく、太陽、水、空気、土の循環にも、想像を広げてくれる、50年以上前に作られた科学の本です。

「マリールイズいえでする」

N.S.カールソン:作 J.アルエゴ、A.デューイ:絵

星川菜津子:訳 / 童話館出版

 

 母親に嫌われてしまったような気がして、家出して居場所を探し、さまよったあげくにおうちに帰る、って、大人もやってることかも。

 最後にお母さんに会えた時の安心感がたまりません。

「わたしのせいじゃないーせきにんについてー」

レイフ・クリスチャンソン:文 ディック・ステンベリ:絵

にもんじまさあき:訳 / 岩崎書店

 

 私たちは毎日の生活の中で色々な事柄に直面します。それは身近なものから世界的な事まで様々です。自分が直接加担していなければ「わたしのせいじゃない」のでしょうか。

 難しい言葉は1つもありませんが「せきにん」についてどう捉えるか自分自身に問い、生き方を考える一冊です。

 

※レイフ・クリスチャンソンの『あなたへ』シリーズ全15冊の中の1冊

 「いやいやえん」

中川李枝子:作 大村百合子:絵 / 福音館書店

 

 なんとも子どもらしい「しげる」が繰り広げる保育園生活。初版から50年。知らない人はいないくらい読み継がれた本です。

 昔我が子に読み聞かせた方も、少し前に自分で読んだ人も、これから読んであげようと思っている方も、以前読んだ時のワクワクを思い返

しながらもう一度ページを開いてみませんか。