「ともだちやもんな、ぼくら」
くすのきしげのり:作 福田岩緒:絵 / えほんの杜
なつやすみ。ぼくはマナブとヒデトシとラジオ体操の帰り道、クヌギの木にカブトムシを見つけた!最初にマナブがカブトムシをとり、次に僕がとろうとしたその時、「こらあっ!なにをやっとるか‼!」近所で有名なカミナリじいさんの大声だ。慌てて逃げ出したが、ぼくとマナブは転んだヒデトシを残してきてしまった。さ
あ、ともだちならどうする?
子ども達の葛藤がリアルに描かれた躍動感ある夏のイチオシです。
「せかいでいちばんつよい国」
デビッド・マッキー:作 なかがわちひろ:訳 / 光村教育図書
世界で一番強い国の軍隊が、軍隊を持たない小さな国から持ち帰ったものは?強い国ができたたこと、できなかったことは?
軍事から政治まで子どもと話すきっかけになれる絵本です。
「王さまのアイスクリーム」
フランセス・ステリット:文 光吉夏弥:訳 土方重巳:絵 / 大日本図書
冷凍庫もアイスクリームもまだなかった頃のお話です。気難しい王様の3時のおやつは、寒い日は温かいクリーム、暑い日には冷たいクリームと決まっていました。冷たいクリームはキンキンに冷えていないと料理長の首が飛ぶのです。ある日、クリームがなかなか冷たくなりません、料理長が困っていると事件が起こって…。
さあ、どうやってアイスクリームができたのでしょう。低学年向けの字の大きな読みやすいお話です。読んだら冷たいアイスクリームが食べたくなりますよ。
「ごめんねメリー」
泉ヶ丘家庭文庫
熊本市の動植物園がまだ水前寺公園にあったころの本当にあったお話です。
そこに、可愛がられて、愛されていた象のメリーがいました。
そこに戦争がやってきました。
健軍小学校のお隣の校区にある泉ヶ丘家庭文庫のお母さんたちが言葉を考え、版画を彫って本にしました。
あの私たちの動物園で起こったことを忘れないために。
そして、戦争のことを読んだ人が心で感じ、考えてもらうために。
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