5月ご紹介分

   「すごいね!みんなの通学路」

ローズマリー・マカーニー:文 西田佳子:訳/西村書店

 

 世界の様々な地域に住む子ども達は、思いもかけないような方法で通学しています。崖に架けられた梯子を登ったり、急流を超えたり、自分の飲み水や机を運んでいかなければならなかったり。でも、学ぶことは楽しい、友達に会える。そんな思いで通っています。

 インパクトのある写真絵本です。子どもたちの姿に励まされます。

 

 「あなたへ」シリーズ

レイフ・クリスチャンソン:文 にもんじまさあき:訳

ほりかわÄまこ、ディック・ステンベリ、ルイス・サンティアゴ:絵 /岩崎書店

 

シリーズ全15巻のうち6巻が文庫にあります。

「しあわせ」「ゆうき」「じぶん」

「ひとりぼっち」「たいせつなとき」「だいすきなあなたへ」

あなたの気持ちを表してくれるものがありましたら、ぜひ。

気持ちに寄り添った言葉と絵はこんなに気持ちいいよ、と、教えてくれます。

 「ちいさいモモちゃん  あめこんこん」

松谷みよ子:文

中谷千代子:絵/講談社

 

モモちゃんがいいものを買ってもらいました。真っ赤な傘に真っ赤な長靴。嬉しいモモちゃんはお天気でも長靴を履いて傘をさしてお庭へ。

 

♪あめこんこんふってるもんうそっこだけどふってるもん

あめふりごっこするもんよっといで

 

すると雨の日ならではの出会いが。

小さな子どもにとって傘や長靴をうまく操るのは大変な事。でも嬉しくて雨を待つ姿にはほっこりしますよ。

「こまるなあおとうさん」

メイール・シャレヴ:文 ヨスィ・アブルアフィヤ:絵

いぬいゆみこ:訳 / アスラン書房

 

子どもが求めるかっこいいお父さん像にはまらなくて全然いいみたい、

あ、お母さんも?、と、大人が安心できてしまう本です。

 

表紙の絵では不満そうな主人公の男の子ですが、やっぱりお父さんが大好きです。