「さっちゃんのまほうのて」
たばたせいいち
先天性四肢障害児父母の会
のべあきこ、しざわさよこ =共同制作 /偕成社
先天性四肢欠損という障がいを持って産まれたさっちゃん。子ども同士、閄(こく)に発する残酷な言葉に傷つきながらも現実を「まほうのて」と受け入れて前向きに強くたくましく成長していく姿に力をもらいます。
さっちゃんを取り巻くお父さん、お母さん、幼稚園の友だちのこころ模様を感じながら読んで欲しい本です。
「あかてぬぐいのおくさんと7にんのなかま」
イ ヨンギョン:文・絵 神谷丹路:訳 /福音館書店
針仕事が得意なあかてぬぐいのおくさん。ある日うたた寝していると、七つ道具の物差しや、鋏、針や指抜きが「自分が一番大事な仕事をしている!」と争い始め…
今や目にする事も無くなったお裁縫道具や道具達の争う声に聞き耳を立てる奥さんの顔にも注目!!
「わたしのそばできいていて」
リサ・パップ:作 菊田まりこ:訳 /WAVE出版
マディはみんなの前で文章を読むのが苦手。本を読める子、言葉を知っている子、うまくしゃべれる子に対して劣等感を感じていた小さな頃の気持ちを思い出します。
アメリカやヨーロッパの図書館に実際にいる、子どもが本を読むのをきいてくれる犬とマディの物語です。
「ももいろのきりん」
中川李枝子:作
中川宗弥:絵/福音館書店
るるこちゃんはお母さんからお部屋いっぱいの大きさの桃色の紙をもらいまし
た。ノリとハサミとクレヨンで世界で一番綺麗なキリンを作りました。名前はキリカ。キリカはるるこちゃんを乗せて元気に駆け回りますが、雨に濡れて色が薄くなってしまいました。キリカはるるこちゃんとクレヨン山に出発します。
1、2年生が自分で読むのにぴったりのお話です。
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