「やましたくんはしゃべらない」
山下 賢二作、中田 いくみ:絵 /岩崎書店
強烈なタイトル。「しゃべってたまるか」の帯。表紙の男の子の表情を見ただけで、思わず手に取りたくなる本です。そういえばこんな子が、学年に1人くらいはいたような・・。本当にしゃべらない子どもだった山下さんは、今、京都の文化拠点「ホホホ座」を営んでいらっしゃいます。
「ドーナツのあなのはなし」
パット・ミラー:作 ヴィンセント・X・キルシュ:絵 金原 瑞人・訳 /廣済堂あかつき
もし、ドーナツに穴があいてなかったら、ドーナツは「おもり」みたいにお腹にもたれて、こんなに大人気の食べ物になっていなかったかもしれません。さて、ドーナツに一番最初に穴を開けた人は誰?まさか、170年も前に、船の上で発明されたとは!
「てぶくろがいっぱい」
フローレンス・スロボドキン:作 ルイス・スロボドキン:絵 三原泉:訳 /偕成社
双子のネッドとドニー。ある日ドニーが赤いてぶくろの片方を失くしてしまいました。そのことを知った近所の人達が次々と「赤いてぶくろをひろったよ。」とご親切に届けてくれます。
てぶくろがいっぱい!!さあ、どうしましょう…ネッドが名案を思いつきました。
あなたならどうします?
「みまわりこびと」
アストリッド・リンドグレーン:作 キティ・クローザー:絵 ふしみみさを:訳 /講談社
雪の上に残った小さな足跡、、、。それは雪に閉ざされた農場を小人が見回った足跡です。古い詩をもとに書かれた絵本です。その静けさと温もりがクリスマスにぴったりです。どうぞこの穏やかな時間の豊かさを心いくまで味わって下さい。
「ほね、ほね、きょうりゅうのほね」
バイロン・バートン:作 かけがわやすこ:訳 /ポプラ社
シンプルで迫力のある明るい色彩で描かれた絵です。恐竜の骨の発掘と組み立てのお話です。言葉もシンプルでリズムがあります。たくさんの恐竜の名前が出てきて、恐竜好きの子どもに人気のある絵本です。特に3歳から低学年の子どもたちを強く引きつけます。絵を見て親子で楽しんでください。
「ものぐさトミー」
ペーン・デュボア:作・絵 松岡享子:訳 /岩波書店
主人公の名前はトミー・ナマケンボ。電気仕掛けの家に住み、目覚めもお風呂も着替えも食事も全て機械だのみ。ところがある日停電になって… 大笑い間違いなしの一冊です。