今日は公民館の一階をお借りして、しめ縄づくりをしました。
これは、山都町の農家であり、熊本県立大学の特任准教授の野口慎吾先生からのお誘いで、実現したものです。通潤橋の前の田んぼで育てられたもち米の稲わらを持ってきていただきました。
嘉島町から来られた宮地元さんが縄のない方を教えてくださいました。藁4本から始まって、6本、8本と多くしていきます。それなりの長さ、太さにするには藁を継ぎ足して行かなければなりません。
この段階で、子どもも大人も四苦八苦。手に水を含ませ、カラダ全体で手のひらに力を入れないとうまく藁が縄になってくれません。早くも数名の子どもは「いやだ〜〜」とギブアップしそうなところを、先に習得した人がコツを伝え合いました。
しばらく挑戦すると、あら不思議。なんとか縄になっている!藁を継ぎ足して、太く長くしていけるようになってきたではないですか。「やっていくうちに、きゃーなるったい」と、なかなか聞かれない熊本弁も登場!
仕上げにウラジロ、葉付きだいだい、扇子、南天、水引などを飾り付け、無事に全員完成させることができました。
会の最後の方で、野口先生から、何代も前の祖先による植樹や、通潤橋をはじめとした治水事業によって私たちが受けることができる水の恵み、自然の恵みについてお話しを聞くことができました。貴重なお話をありがとうございました。
野口先生、宮地さん、ご準備くださった野口直美さん、ありがとうございました。